こんにちは。M平です。
・ 標記、黒部川増水のため、平の渡しから敗退しました。
・ 雪は例年より多めだが、3/19(木)の大雨のため全山で大きな縦溝あり。標高の高い場所は氷化した縦溝
・ グライドクラックや全層雪崩跡も多数散見
<記録>
3/21(土)快晴
日向山ゲート0:25 → 扇沢1:45-2:05 → 針ノ木峠4:45 → 平の渡し7:10-30 → 針ノ木峠12:00 → 扇沢13:10-45 → 日向山ゲート14:57
ゲートから舗装道を運動靴で出発。目標は14時間での横断だが、レースでもないので普通に歩く。扇沢で兼用靴に履き替え、運動靴は木につるしてデポ。
針ノ木雪渓は前々日の雨でしまっており、ラッセルは皆無。所々デブリもあるが、いずれも巻いて行けた。マヤクボ沢出合でシートラーゲンに切り替え、氷化斜面をアイゼンで直登する。
針ノ木峠でまだ暗く、斜面も堅いのでそのまま歩いて慎重に針の木谷に下りだす。標高400mほど落とした頃に薄明るくなってきたのでスキーに履き替え滑りだすが、堅い縦溝のうねうねが一面にあり非常に滑りにくく疲れる。。本谷合流直前は流れが出ておりスキーを脱いで歩く。
本谷からも堅い縦溝で腿パンパン。。やっと着いた平の渡しで黒部川を見ると、水量が多い! 過去2回ここで横断しているが、今までよりも川幅・深さ・流れの速さ、何れも比較にならない。ましな場所がないかうろうろ探したが、いずれも同じ。これも前々日の大雨の影響か?
残念だが敗退を決め、針ノ木峠に登り返すことにする。2時間かけて針の木谷出合まで戻り、日射で温められた斜面を峠に向けて登り返す。
針ノ木峠から針ノ木雪渓に下り始めるが、相変わらず堅い大きな縦溝が一面に続いており、めんどうになってそのまま歩いて降りる。ようやくマヤクボ沢出合からスキーを履き、緩んだ雪面を快適に滑る。扇沢で運動靴を回収して履き替え、ゲートまでのんびり歩いて終了。
(M平)
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