メンバー:Y田L、S見、S藤
3/28
日向山ゲート4:00→5:40扇沢6:10→6:50大沢小屋→8:40マヤクボ沢出合→12:30スバリ岳→14:30大スバリ沢の滝→15:35黒部湖→16:20御山谷出合(C1)
前日、信濃大町の七倉荘にて集合。
快晴の下出発。平日に付けられたと思われる複数のトレースを追いながら進む。雪は堅く締まっていて全く沈まない。
マヤクボ沢に入ってすぐのところで大休止してると後ろからH光-H部Pが現れる。速いねー。
この辺でY田はシールトラブルでツボ足となるがまぁなんとか稜線へ這い上がる。
スバリ岳山頂から富山方面の絶景、筆舌に尽くしがたし。
ここもトレースが稜線伝いにあり、しばらくツボ足のまま下る。
大スバリ沢はハイマツやら岩やら色々出ていてすぐは滑れず、山頂からおおよそ300mほど落としてから雪が繋がり始めようやくスキーを履く。
まぁまぁな雪質の斜面をどんどん落としていく。核心?の滝は左岸側のルンゼというか斜面にバケツレベルのトレースがあってアイゼンなしで登り、隣の沢をスキーで落とすとほどなく黒部湖。
過去の記録では氷結状態の良い早朝に渡る…なんてあるが、どう見てもバッキバキに凍ってるやん、ということで残照でアチチな黒部湖に滑り込む。氷は安定していて気持よく進む。
御山谷に入り、沢水を簡単に汲める場所でテントを張る。GPSを見るとまだ湖の上…。
翌日が晴天を確実に見込めるということで、停滞。
雨は午前中はパラパラ。昼頃は擬似晴天でテントの中が暑いくらいの時間帯もあり。
夕方か夜くらいからそこそこ降る時間帯もあり。
一日ウダウダ湖畔バカンスを満喫。酒足りない。18時就寝。
3/30
C1 2:00→6:00一ノ越6:30→7:00室堂→13:00美女木平→14:50立山駅
0時起きで出発準備。真っ暗な中、御山谷を登る。
当初湯川谷へ降りる計画だったが前日の雨などを勘案して弥陀ヶ原で降りるルートへ変更。
強風で寒い一ノ越から滑走。多少のアイスバーンをこなすとあとはまぁまぁいい雪、だが室堂へのトラバースルートなので残念。
このあたりで2人組のスキーヤーに追いつく。金曜入山で針ノ木谷~平の渡し~御山谷~というルートで来ているという還暦超えてそうなオジサマたち。
前日の室堂は悪天で視界なかったのでバスターミナルに泊まったらしい。だよねぇ。(昨日停滞しといてよかったー)
で、このルートは弥陀ケ原くらいまではよかったのだが、そこから下はクロカンとなり気温も上がって板が走らなくなり時間がかかる。
そして極めつけは美女木平から下の踏み抜き天国…立山駅へ。駅前のグリーンビレッジで600円の温泉入った後に富山駅で打ち上げしてから新幹線で帰途につきました。
所感:実は黒部横断初めてでした…まあトレースに導かれての楽チン山行とはいえ、自分たちでこの初見ルートに行ったことにそれなりの満足感あり。
印象に残ったのは静かな黒部湖や室堂、巨木の繁る立山の台地などで滑りの方は思いの外…だった。
ともあれ今シーズン最大の宿題がひとつ片付いてやれやれです。
(Y田)
コメント