メンバー:Y川、K田
「海金剛正面壁 スーパーレイン」
正面壁中央のクラックを繋げた代表ルートで、グレードは、5.7~5.10aの7ピッチ。
ボルトやハーケンは一切なく、クラックを使ったカムとナッツのプロテクション
。。。との前評判ですが、はたして?
<コースタイム>
雲見オートキャンプ場(7:50)~海金剛スーパーレイン取付(9:15)~1P(9:40)~2P(11:00)~3P(12:00)~4P(13:30)~5P(14:20)~6P(15:00)~懸垂開始(15:30)~取付(16:40)~オートキャンプ場(17:20)
スーパーレインに2年振りに行きました。その時はお気楽フォローであったため、印象が薄くほとんどルート内容は忘れている始末。
Kちゃんの足の状態がイマイチなので、私が最初にリード。(Y川 記)
<1P>凹角直登5.7 + 名物?怖~いスラブのトラバース5.8: Y川リード
スタート前はナッツなんて要らないと思うと言っていた。
なのに、終了点手前のスラブのトラバースに突入する前にランナーを取らないと恐ろしい所があり、カム使えず、
うまい具合にナッツが効くリスがあった。私の記憶がいい加減なことが暴露される。(Y川 記)
<2P>緩傾斜のバンド樹林帯 20m: K田リード
安定した踏跡を右へトラバース、3P目の取付?付近でピッチを切り、Y川さんにフォローしてもらう。(K田 記)
<3P>ハンド5.7 + フィンガー5.10a: K田・Y川リード
ここでルート取付の同定に時間をとられた。何やかんやで、1時間位迷子になってしまった。
今思えば、ここが一番の核心だった。(笑)
・K田持参のネットで見つけた誰かのブログ写真(2ヶ月前)と形状が違う。
・このルート二度目のY川さん、記憶にないそうだ。
下から見上げてもスラブの中に、断片的に走るクラックしか見えない。
間違えるとスラブ帯に入ってしまうので危険。ここは慎重に。
K田が偵察の為に、下部小テラスにある立木付近まで登らせてもらう。
左上部にフィンガーサイズのクラックが見えたが、その先が不明瞭。
続けてY川さんが登る。
このフィンガークラックも記憶にないと言いながら、そのまま続けてフィンガー部分をリードしていった。
小さなカムとナッツを多用するテクニカルなピッチ、5.10aよりも難しく感じた。(K田 記)
<4p>大フレーク5.10a + OF5.8: K田リード
Kちゃんが易しそうに10aとowをリードしていく。難しそうに見えなかった。
ところが、10aのクラックでありゃりゃになり、owで手がすっぽ抜けるのではないかと慌てる。
カムの5番があって良かったそうです。(Y川 記)
<5P>ハングのクラックを超えるピッチ5.10a: Y川リード
登っていくとカムが決めやすくなり、のっこしも難しくない。
登り終えると城壁の下に来る。(Y川 記)
<6P>OF&ルーフ@見た目に圧倒されるルート 5.9: K田リード
owのクラックを登ったあと、頭を押さえられ、どう登っていくのかKちゃんを見ていた。
予想外に左回りこんで抜けていった。登ってみると、体の向きをハング下で変え、面白いムーブのピッチだった。(Y川 記)
<7P>OF&スラブ 5.7: Y川リード
グレードが低いと侮るなかれ。
OWに続いて、スラブのマントル等なかなかピリッとスパイスの効いたライン。
プロテクションも取りにくい。
ここで古い残地ハーケンを発見!せっかくの美しいラインがぁ~。。。とても残念である。(K田 記)
風が強く寒いので、風を避けてランチ。その後懸垂下降に移る。
強風下の為ザイルが流れて、灌木に絡まるのが恐い。だから、末端処理しない。神経を使う。
なんとかトラブルなく取付に戻ることができ、ヤレヤレ。4時半を過ぎていた。(Y川 記)
<コメント@K田>
初めてのスーパーレインでしたが、ピッチの一つ一つが個性的でした。
次は何が出てくるのか?どんな戦略を立てようか?と、ワクワクしながら登りました。
ピッチ全てがこんなにも充実して楽しいマルチってなかなか無いような?
そして景観も素晴らしかったです。
これじゃあ、人気が出ちゃいますよね^^♪
右足だけ通常+15cm大きい靴でのTryとなり、不安もありましたが来て良かったです。
付き合ってくれたYさん、有難うございました。
<おまけのグルメ情報>
松崎のさくらの定食。地魚が美味しい!
海金剛に登らなくても、また行きたいお店です☆☆☆
<お知らせ>
4/18(土) 海金剛「スーパーレイン」の途中にスタックしていたロープを回収しました。
ロープは途中で切断されており回収部分は約25m位です。
雲見オートキャンプ場へお預かり頂いておりますので、お心当たりの方はキャンプ場へご連絡下さい。
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