メンバー:NG野L、N野
04/23(土) 晴れ
06:00 信濃大町(タクシー)
06:50 高瀬ダム
09:00 湯俣
12:40 P2基部
13:50 P2
15:15 P3とP4の間のコル ※幕営
04/24(日) 薄曇り
05:30 P3とP4の間のコル
10:30 北鎌コル
15:10 独標
16:00 独標とP11の間のコル ※幕営
04/25(月) 晴れ
05:30 独標とP11の間のコル
09:40 槍ヶ岳
10:20 槍ヶ岳山荘
14:00 横尾山荘
16:50 上高地バスターミナル
[記録]
・04/23(土) 高瀬ダム~P3とP4の間のコル
夜行バスで信濃大町へ、4:20着。
七倉ダムのゲートが開くのは6:30。
6時にタクシーで出発、コンビニによって、高瀬ダムへ。
湯俣に着くと、つり橋が壊れかけている。
恐る恐る渡る。
すぐに渡渉なので、沢装備に着替える。
沢靴、ネオプレーン靴下、雨合羽といういでたち。
水量が多かったら、早々引き返そうと思っていたが、太ももくらい。
昨年の夏は腰だったので、これならいけるだろうと進む。
とはいえ、水流は強く、行ったり来たり、渡渉ポイントを吟味しながら進んだ。
一箇所、渡渉を躊躇して、リボンの付いた巻き道に入ったが、微妙な岩のトラバースで、残置ロープは千切れる寸前で信用できず、怖かった。
千天出合の手前からは巻き道を進む。
しばらく行くと、対岸にP2取り付きの赤リボンが見える。
そのポイントは水流が強いので、少し上流に行ってから渡った。
尾根にあがって雪が無い恐れもあるので、いちおう水を汲んでおく。
沢靴のまま登りだす。雪はほとんど無く、尾根まですんなり登りきる。
まだ早いのでもう少し進む。
ほどなく雪が出てきて、沢靴から冬靴に履き替える。
P3を下ったところで見上げると、P4まではかなり遠い。
ここには雪があって、キレイな水が作れるので、ここで幕営とする。
予報では夜半に雨とのことだったが、夕方から雨が降り出し、明け方まで降っていた。
・04/24(日) P3とP4の間のコル~独標とP11の間のコル
P4までは長い登り。
今朝までの雨でぐちょぐちょ雪を登る。
足元緩く、装備は濡れ、木登り交えたきつい登り。
ここでかなり消耗した。
P5は天上沢側をトラバース。ロープを出す。
出だしの少し露出した岩を恐る恐る下って、雪面を横移動した。
ずっと緩んだ雪に苦戦し、北鎌コルに辿り着くまでにかかった時間は、5時間。
もう疲れきって幕営したい気分だが、まだ10時半なので、あきらめて進む。
ここからは展望のよい尾根歩き。薄曇りだが、視界良好で、景色は非常によい。
手袋も靴も濡れていたが、気温が高いのが幸いし、冷え切るようなことはなかった。
独標は右に少し巻いてクラック沿いから登る。
昨年の夏は登りだしが難しかった気がするが、足元に雪が残ってて簡単だった。
独標のピークで15時。
朝から踏み抜き地獄でくたくただったが、なんとか独標を超えられた。
独標を下り、次のピークP11に向かう。
残置スリングが見えるので、そこまで行くが、岩場の悪いトラバースで、怖くて行く気がしない。
ここは下って巻くんじゃないかということで、いったんコルまで戻る。
もうぐったりなので明日にしようと、ここで幕営。
大好きなお酒も進まないほど疲れきった。
この日の夜は冷え込み、翌朝いろいろ凍るほどだった。
・04/25(月) 独標とP11の間のコル~上高地
快晴の朝。
千丈沢側を下り、ピークを巻いていく。
冷え込んだおかげで雪がしまっている。歩き易い。
Pいくつか分からないが1度だけ、天上沢側に15mくらい懸垂した。
槍へは急な雪面を登る。疲労が残っており、つらい。
岩が出てきたところで、右側を回るとなんとか登れそう。残置ハーケンもある。
昨年の夏はどこかで左側に回って登ったが、ここから左は雪面が急過ぎて回れなそうだった。
ここでロープを出す。
岩には薄く氷や雪が付いている。見た目より難しい。
でも探せばちゃんとホールドがある。
次の岩場の基部にハーケン3枚とスリングが垂れており、15mほどでピッチをきる。
右にトラバースしたところにハーケンとスリングが見える。
N野さんに行ってもらい、覗くとあとは雪斜面が続いているということ。
そのまま登ると、山頂直下に出た。
天気良く、絶景の山頂。ここから見る長く続く北鎌尾根は格別。
なんとか登頂できたものの、上高地まではまだ長い。
疲れきっているので休み休み進む。
途中の小屋はオープンに向けてどこも準備中。
徳沢園では、ソフトクリームの練習中ということで、タダでソフトクリームを頂いた。生き返った。
小梨平では絵描きのおじさんもオープンに向けて準備中?
槍ヶ岳登頂から7時間かけて上高地に到着。もうくたくた。
2泊3日はハードでした。
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