メンバー:N島L、A久、S藤、T橋
9:00 入渓
9:30 F1登攀開始
12:15 F1登攀終了
12:40 F4登攀開始
15:30 F4登攀終了
16:00 小休止後、駐車場着
マイモーズの悪場は倉沢橋真下にあるゴルジュの中にF1~F4までの滝を掛けている所を指す。水平距離にして100mくらい、そこに6時間かかった。
倉沢橋の下から入渓してすぐF1の6m滝。しばし観察、S藤さんが釜を泳いでちょっと偵察、水量は少ない方だと思う。
S藤さんが登りたいのは重々承知しているのだが、私は苦手分野を克服すべくここに来たので黙ってロープを結ぶ。すまん…。
もし釜にドボンしたら選手交代するからと言い残し泳いで取り付く。
やっと立ち込んでも態勢悪く、一瞬力尽きそうになるがこらえて打ったハーケンはあまり効いてない。そこにアブミでエイド開始。
じりじり前進。残置も思いの外にあるにはあるがそこに行くまでが遠い。そう感じるのは身長低いから?
思いつく限りの手段を駆使し落口に辿り着いたのは登攀開始から1時間半後だった。
急遽参加することになったT橋さんも頑張って抜け、ラストA久さんが登る時、最初に打ったハーケンが抜けアブミが釜に沈没した。
しかし運良く後続パーティーの人が潜って回収してくださり事なきを得る。
ラストは回収があるから労力要す。
F2は水流の中を登り、F3はすべすべの右から、超えた所がF4取り付き。
すり鉢状の水流を避けて右のつるつるスラブからS藤さんリード。
出だしからフリクション頼みのバランスクライミング。10mくらい登ったテラスでピッチを切る。
しかしそこからF4落口まで振り子で斜め懸垂か悪いトラバースかどちらかになる。
結局トラバースすることになったがリスがなく欲しい所にランニングが取れないのでトップもラストも怖さは同じ。
悪場はここでお仕舞。見上げれば頭上高くに倉沢橋が架かっていた。
本当に短い距離、なのにこんなに時間がかかったのです。
何が凄いって、最初に挑んだ先人はすごいなーと、本当につくづく思いました。
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