頸城 金山 2017/3/11-12

山スキー

メンバー:S,Y田

天狗原山(というか金山)の報告です。
1900m付近で敗退して、フェイスをトラバースして戻りました。
しかし稜線付近はいい雪だったな…もったいない。



3/11 曇り時々風雪

土曜の予報があまり良くないので転進するか悩みつつもけっきょく予定通り入山。
思ってたより天気が良い。視界もある。
雨飾方面も含め林道に先行トレースはない。

960m橋の先から最初沢筋を少し詰め、そのあと右手の支尾根を詰めあがる、かなり急登だが他の支尾根も似たようなものらしいからしょうがない。細かくジグを切っていく。
目指す稜線に出たが引き続き狭い。一か所、板を背負って登った個所があった。
しかしこの尾根だが、やたらとクレバスが多い。
私の今まで遭遇したヒドンクレバスでよくあるのは稜線の樹林から雪庇の間に潜むタイプだが
この日は
・稜線の登りで、傾斜が緩いところから立ち上がってるところのカド付近
・雪庇の下
に潜むヒドンクレバスにはまった。
特に前者は狭い稜線上の傾斜の変わる場所に潜んでいて、今まではこういった場所で遭遇したことはない。今シーズン前半の急な積雪と何か関係あるのだろーか。。

で、話を戻すと稜線にて二人とも複数回クレバスに落ち(ケガなし)
さらに天候悪化と時間切れ…ということで1900mで敗退を決める。
尾根は戻っても楽しくないのがわかっていたので北西面になるが斜面を少し落とし、適当なテン場好適地を見つけてこの日は幕。
もう明日は帰るだけなのでゆっくり飲んだくれました。





3/12 快晴

明るくなるまで寝てました。
テントを出ると目の前には昨日は見えなかった雨飾山がそびえ立っていてカッコいい。
この日はひたすらトラバース滑りで戻るだけ。いい雪あったのにもったいない。。
ただ下の方は雪は重かった。
しかし目指した沢までは戻れず、雨飾南面あたりで大海川の沢床へ…しかし雨飾からのトレースにほどなく合流し、あとはラッセルなしで小谷温泉まで。さすがに人気山域やなぁ。
ちなみに滑走中も複数回ヒドンクレバスに遭遇するが、先端が落ちない限りは落下はしないようだ。
(私の滑走跡に幾度か大穴が開いてたそうです)
ひさびさの小谷温泉に浸かり、青空の後立に悪態つき?ながら帰京。

感想(Y田)
昨年は貧雪すぎて滑る気がせず、山スキーは一昨年の高天原温泉以来だったので
いろいろ勘は鈍っていて装備もテキトーだったが、今回でまぁすこし取り戻せた気がする。
まぁ今回は意識的に軽量化しなかったので、次はしっかり減らしていきます。
3連休はきっとうまくいくことでしょう。
Sさんは重荷を背負っても乱れない滑りでさすがでした。

ところで今年って例年よりクラック/クレバスの類が多かったりしませんか?
たまたまなんでしょうか…?

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3/11
7:20小谷温泉–>10:00稜線1400m–>14:50稜線1900m敗退==>15:30C1
3/12
7:55C1==>8:45大海川ボトム==>10:00小谷温泉

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