[メンバー]
KL、他会員外2名
[行動経過(天候・タイム)]
4/14(土) 曇り
07:15 ゲート前発
08:20 十一面正面壁基部着
09:00 ベルジュエール登攀開始
16:30 ベルジュエール登攀終了 のち下降
17:40 十一面正面壁基部着
18:30 ゲート前着
[ルート概要]
末端壁までのアプローチに雪はなく、 車から1時間強で正面壁基部に着。 我々以外にクライマーはおらず、静かな雰囲気が心地が良い。 岩のコンディションは良好だが、当日は気温が低すぎる為、 所々つららあり。
1p目:5.11b 凹角ハング~フェース~スラブ
核心ピッチ。基本ボルトのプロテクション。ハング超えは#0. 3がきまるフレークありセットしてムーブを起こす方が安心。 登るラインが単純ではなく、 ブラインドのキーホールド見つけれずオンサイト失敗。 寒さで手はかじかみ、朝一には厳しいピッチ。
2p目:5.10a ~ 3p目:5.7 スラブ~フェース
噂通りグレード以上に悪く感じるピッチ。 ハング下のハーケンにプロテクション取るまで結構怖い。 50mロープでも3P目までリンク可能。
4p目:5.9 ルンゼ状~クラック
一応ジャムの決まる土が詰まったクラックを右上し、 途中から左壁に入るきれいなクラックを登る。 下部は湯川のコークスクリューのようなワイドハンド気味のサイズ で、上部はサムロックとシンハンドサイズ。
5p目:5.10a
ハイライトの大フレーク。下部はオフィズス。中間部で# 4を決めたら空間側に身体を出してレイバック。 思い切りは要るが、レイバック途中でも右壁のスタンス使って# 5決められるのでランナウト必須ではない。 ランナーは長くしないとロープ流れ悪くなる。 ガスが出てきて風も強くなってきた。
6p目:5.8 チムニー
プロテクションは中間部のリングボルトのみ。 膝と足をチムニーにスタックさせながら上部までずり上がる。 上部のチョックストーン下に#1きめての乗り越すのが安心。 ここでプロテクションとるとフォロービレーの時に岩角にロープが スタックしやすくなるので要注意。ランナー長めが良い。
7p目:ブッシュ歩き~チムニー~スラブ
8p目のT字クラック下のビレイ点まで伸ばす。 ビレイ点手前のスラブはコーナーにフィンガージャム決めつつ登り 意外に悪い。
8p目:5.10b T字クラック
トポ記載どおり「逆イの字」の方が適切に思える形状のクラック。 下部はレイバック、上部は左上するハンドクラックで、 ジャク豆の核心部を簡単にした感じのクラック。
9p目:リッジの歩き
特記事項なし。強風により体感温度はかなり低く、 震えが止まらない。
10p目:5.8 クラック~スラブ
出だしが若干悪いが、 しっかりフットジャムをきめてこなせば上部は問題なし。 予想より時間かかって16:30に登攀終了、 やはり3人だとスピードが上がらない。
頂上からの景観はガスガスで全く視界なく、 寒いのでさっさと下山する。 下降は瑞牆本に詳細に記載されているので、 それ通りに忠実に下って正面壁基部着。 デポした荷物をピックアップしゲート前へ下山、 芯まで冷え切った身体を温泉で温め帰京した。
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