三ツ峠 2019/6/16

講習・訓練

[メンバー]

LS原、N江、ぶな美

[概要]

S原さんの指導の下、ロープワークの確認をし、合計6ピッチ登ってマルチのシステムの実践練習をしたほか、非常時に備えたリングボルトやピトン打ちの練習もでき、新人二人にとって大変充実したトレーニングとなりました。前日の雨から一転してカラッとした晴天となりり、初夏の富士山を眺めながらのクライミングもとても心地良いものでした。

[行動経過(天候・タイム)]

6/16(日) 晴れ

07:30 三つ峠山裏登山口駐車場

08:30 三つ峠山荘  

09:00 マルチのシステム講習

10:00 実践練習(草溝ルート1p×2回)

13:00 実践練習(中央カンテ4p)

15:30    登攀練習終了

16:00 ボルト・ハーケン打ち練習

17:30    下山開始

18:30    裏登山口駐車場

[ルート概要・特記事項]

午前中は、やや雲と風があったものの、晴れて温かい天候でした。

岩場到着後、ロープワークの練習。支点設置、セカンドビレイやバックアップ付き懸垂下降の方法を確認した後、東面フェイスの草溝ルート(Ⅳ)を新人2名が1回ずつリード。S原さんから、ぶな標準のPASとロープによるセルフビレイや、ダブルロープの場合のロープの流れを良くする方法、ロープを連結しての懸垂下降などの指導を受けました。

N江が最初に登った際は、ダブルロープの流れが悪く、トラバースの箇所など、やや危ない形になっており、S原さんから指摘を受けました。その後登ったぶな美は、2本のロープが左右にきれいに分かれて見た目もよく、後続も登りやすい流れになっており、ロープ捌きの大切さを実感しました。

午後からは、中央フェイスに移り、人気ルートの中央カンテを登りながらの実践練習を行いました。最初の2ピッチはS原さんがリードし、後半2ピッチ(Ⅳ)はぶな美とN江が交互にリードして、ナチュプロのセット、リードの順番が入れ替わる場合のロープワーク、ロープ連結しての懸垂下降などを練習しました。

午後になると風も弱まり、日差しが出て暑いくらいでしたが、富士山の眺めは素晴らしく、三つ峠の看板ルートを満喫できました。

登攀の後は、S原さんから非常時に備えたリングボルトの打設の方法やピトンの打ち方の指導があり、たまたま同じ三つ峠でマルチの練習を終えていたM井さんS田さんパーティーと一緒に、設置練習をしました。しかし、リングボルトは岩が硬くてなかなか穴を空けられず、ピトンは打ち込んだら抜けなくなって四苦八苦しました。

本番で撤退するためにリングボルトやピトンを打つ場合などは、疲れて足場もしっかりしていない状況で作業をするだけに、相当慣れておかないと必要な時に使えないと危機感を覚えました。

適当な岩にリングボルトの穴開け
慣れないと大変な作業

[感想]

○N江:S原さんから丁寧なご指導をいただき、とても勉強になりました。ロープの流れやカムのセットなど、自分の課題も見えてきたので、夏の岩合宿に向けて、意識して練習していきたいと思います。ありがとうございました。

○ぶな美:当初は強風の天気予報でしたが、予想外に好天に恵まれ、三ツ峠マルチを満喫することが出来ました。今回、初めてカムを使ってリードしましたが、まだまだカム選びに時間が掛かるので一発で決められるようになりたいです。他のナチュプロも色々試したり、落ち練もしてみたいです。

後半はボルトとハーケンの打ち方を教えていただき、ハンマー選びの重要性と回収の難しさを実感しました。

今後、どのハンマーを購入するか悩みます…。初めて尽くしで私にとって忘れがたい日となりました。

S原さん、貴重な機会をいただき、ありがとうございました!

○S原:

今年度の新人2人と初めて岩トレしたが、クライミングの基礎ができているのでスムーズに進められた。あとはトラブルを起こしにくいロープワークとか、時間の短縮などを、実践を通じて身に着けていって欲しい。先が楽しみです。


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