[メンバー]
A堀L、F河、ぶな美
[行動経過]
7/26(金)
10:20上高地
11:20明神館
12:20徳沢園
14.50横尾
17.50涸沢BC
7/27(土)
03:30起床
05:30出発
06:50 V・VIのコル
12:30前穂高岳
15:00奥穂高岳
15:30穂高山荘
17:30涸沢BC
7/28(日)
05:00起床
07:50出発
09:50横尾
11:00徳沢園
12:20明神館
13:10上高地
[ルート概要・特記事項]
梅雨に直前まで悩まされながらも、上高地へ向かうことになった。お恥ずかしながら、自身今回が上高地へ行くのが始めてである。そして、ぶな美が本チャン始めてと初物づくし。
劔合宿へ向けての最終調整となった今回の山行は結果としては、成功したように思う。
涸沢までの道中で見た屏風岩の迫力に見とれてしまった。荷物が重く、汗をたらふくかきながら、テント場へ到着。平日であったがキャンプ場は大いに賑わっていた。
朝目が覚めテントから顔を出すと晴れており、ガスもかかっていなかった。天気予報では午後から雨予報であったが、昼間には前穂高岳山頂に行けると予想し、アタックすることに。V・VIのコルまでの雪渓はアイゼンを装着したので快適だ。
冬も人気ルートであり、所々に冬に使われる終了点がある。自分たちよりも先に1パーティいた。Ⅲ峰までは順調に進み、いざ登攀。2ピッチ目の登攀が終了したあたりからガスが立ち込め涸沢までの帰りは雨と風に打たれながら帰還した。
1p目 40m(N河)
残置も多く、快適な登り。ピナクルでピッチをきる。
2p目 30m(A堀)
ルンゼを登っていき、左のフェースを登り
頂上付近へ。ピナクルでピッチを切る。
3p目 10m(ぶな美)
ほとんどロープは必要ないがせっかくなのでロープを出した。
びしょ濡れの中、テントに入って火を焚いて体を温めた。
登攀的には難しくはなかったが、1日の行程はなかなかハードだったように思う。最後の夜はポテチを食べながら、色々と談笑して眠りについた。最終日は天気予報も朝から雨であったので、北穂高東稜は登らず下山することに。
濡れたテントを背負いながら下山は体に結構きたような気がした。
●感想
・A堀
劔合宿に向けて6月からこのメンバーで練習し始め梅雨に悩まされながらもなんとか練習を重ねて最後の調整の前穂北尾根も無事終わることが出来て安心しています。
初めは自分がリーダーでやることに自信がなく、やめようかとも思いましたが、幸運なことにメンバーに恵まれてここまで来ることができました。個性的なメンバーの集まりでいつも笑いが絶えないように感じます。また山行を重ねるごとにリーダーとしての自信もついてきたように思います。この調子で劔合宿も頑張りたいと思います。
・F河
梅雨明けしているはずと考え、金曜を休みにした7月最終週。台風の進路が定まらず、若干の雨予報だけど上高地に入るしかないです。
7/27の朝は晴れ!涸沢カールや北尾根もくっきりだ。ガスっていたらⅤ・Ⅵのコルの取り付きにつけないなと思っていたのでとてもラッキーでした。
良い登攀になりそうな予感がした。天気の不安定のためか、北尾根に入ったのは、我々含めて2パーティのみというこちらも好条件。
しかしながら、予報どおり少しずつガスが濃くなってくる。Ⅲ峰取り付きでは、ガスの中。2ピッチ目から雨が降り出した。ただし登攀ポイントは本降り前に抜けられました。あとはルーファイ間違えずに前穂に抜けられればOKだ。
若干のヒヤリもありつつ、前穂頂上に到着してほっとしました。後は吊尾根-奥穂-涸沢への歩きだけ。涸沢カールにあれだけ雪が残っていても、奥穂頂上から穂高岳山荘までは雪がない。涸沢には雨の中の下山となったが、雨も織り込み済みであり、満足できました。
・ぶな美
いつも気配り上手なA堀くんが稲荷寿司を作って持ってきたことに驚きつつ、皆で稲荷寿司を堪能しながら上高地へ向けて出発しました。
今回、私は食材とギア類で過去最高の重量になってしまった荷物によりペースが上がらず、それに加えて、ザックのウエストベルト問題もあり、肩と膝の痛みに耐えながらの登山となってしまいました・・。
メンバーのお二人に何度か助けられながら涸沢へ到着した時は安堵しました。
目的の前穂北尾根は、前半は天候に恵まれ、素晴らしい眺望を楽しむことができました。
Ⅲ峰の登攀は難しくなく、どちらかというと、脆い岩による落石や、ルーファイが核心だと思いました。
落石を起こさないよう慎重に登っていましたが、途中から雨が降り出してきたので、ますます気が抜けず、終始テント場まで戻れるか不安がつきまといました。
そんな中でもF河さんは冷静沈着にテキパキと行動していたので見習いたいです。
3日間、笑いあり涙あり色々ありましたが、楽しい山行でした!
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