宝川 ナルミズ沢左俣~地蔵の頭南西壁スラブ 2009/7/19-20

沢登り

L,L,M浦O介、N島N(記)、H光Y亮

■19日(晴れのち雨)
土合駐車場9:30~白毛門沢出合10:00~1,350m乗越12:45~広川原13:30

東黒沢はナメ床がずっと続いている沢。易しい。ツメは大したことないヤブ漕ぎがちょっとあるだけ。広川原で
は増水が少し心配であったが、ウツボキ沢とナルミズ沢の中州にタープを張った。小降りになるのを見計らって
夕方は釣り。私は初めての釣りで、1匹も釣れなかったが、なかなか楽しかった。

■20日(曇りのち晴れ)
広川原6:00~1,420m二俣8:00~1,600m付近の地蔵の頭南壁スラブ取り付き9:00~登攀終了11:40~朝日岳北の
小ピーク12:40~朝日岳13:05~笠ヶ岳14:00~白毛門14:40~土合駐車場17:00

ナルミズ沢は一言で言うと明るい沢。日当たりもよくとてもきれいな景色。ほとんどの滝は登れるが、登れない
滝には全てしっかりした巻き道がついている。ナルミズ沢の左俣に入ると雪渓があった。雪渓末端を行ったが、
草で沢靴が滑って歩くのがなかなか難しい。僕は沢での雪渓処理は初体験だった。

地蔵の頭南壁は3ピッチ。全てO介さんのリード。O介さんがスラブにハーケンを打って支点を作って登ってい
った。見た目は易しいが、情報がないルートで、突然ハングが出てくるかもしれないということで、プロテクシ
ョンを早めにとって慎重に登っていった。

1ピッチ目は岩の基部まで行く。ほとんどロープは不要。
2ピッチ目はⅢ級の岩登り。だが、草付きがあるし、沢靴で登るのでなかなか気が抜けない。岩質はしっかりし
ているが、切れていて落ちたらヤバイ。見た目以上に悪く、結構怖かった。
3ピッチ目は草付き。斜度はさほどないが、一度滑ったら止まらないかもしれない。バイルでしっかり確保しつ
つ登った。買ったばかりのラッキースティングハンマーはよく刺さって安心感があった。僕は草付き初体験だっ
た。

朝日岳北の小ピークまででヤブ漕ぎは終わり。と言っても膝までのかわいいヤブ漕ぎだったが。

■感想
釣り、草付き、雪渓と初めてが多い山行だった。非常に勉強になる山行で、O介さんはもちろんのことH光君か
らも数多く教わった。軽量化しているつもりなのだが、今回もザックが大きかった。O介さんのザックの倍くら
いあった。装備が違うことを差し引いても問題だった。とりあえず10g単位で全ての装備を計ることから始めた
い。下りだけで1時間も二人と差をつけられてしまった。O介さんからは普通のタイムと評されたが、まだまだ
トレーニング不足だと痛感した。釣りはすごく面白かった。狙ったポイントに落とすだけでも難しく、それだけ
でも面白い。これで釣れたらもっと楽しいことだろう。
やるべき課題がまたたくさん出てきた。

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