金木戸川小倉谷 2019/9/14-16

沢登り

[メンバー]

I文、リーダー、さとけん、ツカじ、よりより

[行動経過]

9/14(土):第一ゲート09:35-小倉谷出合13:05-テン場(C1/1395m)16:50

9/15(日):テン場(C1)07:20-テン場(C2/2085m)16:10

9/16(月):テン場(C2)07:00-笠ヶ岳(2897m)11:00<休憩>11:45-中尾高原口17:15

[報告]

初日は第一ゲートからの歩きが長い。今回は残暑で暑く辛いアルバイト。

途中で橋が落ちていて工事現場を通過しないといけない。

「関係者以外立入禁止」とあり、工事の人に断って無事通過。

野郎だけだと通過できないかもしれない!笑

出合まで3時間半。朝のんびりだったので、暑さでやられた。

最初の難関と言われる小倉谷出合での渡渉は、幸運にも石の上に上手に乗れば腰ぐらいの水位だった。

ただ石に乗りそこねると胸まではいく。やや拍子抜け。

小倉谷に入るとザ・グラビア沢というだけある。白い花崗岩とエメラルドグリーンは素晴らしい。

やはり太陽にグリーンと白がキラキラ輝くときに入渓するのがオススメ。

初日は標高1400m手前付近にテン場敵地が2つはある。

手前の方が一般的なのかもしれないが、天気ももつ予報なので開放感のある河原に泊まった。

増水がなければ、広くて最良物件と思われる。

薪も豊富で大焚火を楽しめた。

2日目がハイライトの大ゴルジュ帯だ。

早々に15mの淵。いきなり深くてすぐに泳ぎを強いられる。

ただ、この淵は完全にトロ場の上、ルートの右岸は微妙に上流への流れがあって簡単に泳ぎきれる。

CSまで行かず、右岸の弱点をついて上陸すればロープいらないぐらいだが、

淵の流れは何があるかわからないのでロープは出すべきだろう。

その先の右岸支流から流れ落ちる落差30mの滝は豪快で、上部だけが朝陽に輝いていた。

このすぐ先がもう一つのポイントで、沢は左に向きをかえ、釜をもった6m滝があるが落口はみえない。

先程の淵と同様に右岸から行ける。こちらはいったんちょっとつかるが泳ぎはない。

奥まで行き滝の手前のカンテを登る。残置のハーケン、スリングもある。

一段あがれば滝の左側の水流沿いでも行けそうな気がする。

バンド状を進んで落ち口の先に出るが、最後の出口がちょっと悪いので、慎重に抜ける。

もう少し登って懸垂で降りる記録もある。

これで大ゴルジュは終わりになる。

40mの大滝は左の笹薮を巻くのだが、手前から巻き過ぎたのかちょっと時間がかかった。

両門の滝の上の尾根を乗っこすところもルーファイは難しくない。

テン場は標高2085mの右から支流が入り込むところ。すぐ先が滝で稜線も遠望できる絶好の場所だ。

5人泊まるために、タープを2つに分けてはった。

河原沿いに3人寝るため、ちょっとした石積みをして寝床を確保。

心配していた薪は支流側で収穫できた。

3日目はスタートから滝の連続。どれも登れて楽しめる。

最後の詰めはガラガラなので、お互いに落石を注意して好きなルートを登る。

左寄りに行くと祠、右寄りに行くと山頂から一弾下がった肩に出るようだ。

下山は抜戸岳経由の方がエアリアのコースタイムで30分短いが、今回は車のデポの関係でクリヤ谷に降りる。

標高が高い割には蒸し暑くて半袖で下山開始。

入山時のGPV予報どおり、途中から霧雨が降り出すと一気に体温も落ち着く。

笠からの5時間半かけての下山は長かった。

[備忘録]

・今年の8月の記録でも小倉谷出合での徒渉は水量が少なかったようだ。(梅雨や台風の影響が小さかった)

・大滝はたくさんあるが基本的には歩きの巻きで、ロープを使った滝の登攀や巻きはほぼ無い。

・巻き道もなんとなく踏み跡があってルーファイでの苦労はあまり無い。

・基本的には開けた沢なのでテン場も豊富。9月はブヨもあまりいない。

・ロープはあまり使用せず、30m1本でも行けそうだが、細かい乗越しのためのお助けロープはあった方がいい。

・カムとアブミ(もしくは代用スリング)は役に立った。

・禁漁なのは残念。魚影はあるが型は小さそうだ。

・1泊で抜けるには、足が揃っていて初日から早朝出発が必要で2泊3日が無難。(打込谷下降も3泊4日が無難)

・駐車場には苦労した。新穂高は前日の平日金曜にすでに満車には驚き。

 錫杖に行くときに使う中尾高原口の駐車場になんとか1台確保できた。クリヤ谷の方が30分遠いが仕方なし。  ※駐車場近くの「ひがくの湯」にも1泊2日なら駐車できるようだ。(要予約 )

関連記事

特集記事

コメント

この記事へのトラックバックはありません。

アーカイブ
TOP
CLOSE