西表島 南部海岸とクイラ川下降(パックラフト) 2020/3/19-21

登山・縦走

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もりぞー

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3月19日 曇りのち雨

早朝の飛行機で羽田から石垣島へ。

空港から港へ直行バス(片道500円、空港出て左端に発着場あり)で向かい、近くのホームセンター(KMAX)でガス缶と焚き付けを購入。することもないので早々に高速船に乗って西表島の大原港へと渡る。大原集落にて宿泊。居酒屋に入ったがまあまあ。泡波があった。

3月20日 曇り

8:30大原集落〜10:30南風見田の浜〜13:30別れ浜(南風見岳の南西にある浜)

のろのろと起き出してのろのろと8時半に出発。日本最南端?のバス停までバスに乗ってもよかったのだが、6キロくらいだからと歩き出す。

山羊など珍しいものに目を奪われながら歩くと思いのほか遠く感じた。

楽しいコースタルトレッキングを期待していたのだが、潮位がそれなりにあるように見えてゴロゴロ岩歩きを満喫した。海岸、ジャングル、滝、岩山と織りなす景色はまるでディズニーランドのアトラクションかのようだ。

下地が良い手頃なのボルダーがあるところでボルダリングを堪能して宿泊地とした。幕営地そばの沢にはエビが沢山いて網を持ってこなかったことを後悔する。流木には困らず焚き火を楽しみながら酒を浴びて就寝。

蒸し暑く寝袋は不要で、タイベックのシートを掛け布団にして寝た。

3月21日 曇り時々晴れ

9:00別れ浜〜10:25大浜〜11:30越良浜11:55〜13:00クイラ川13:30〜16:30舟浮集落

干潮の時間が11時なのでゆっくり起きて焚き火。ゆっくり朝食とコーヒーを楽しんだのち出発。
珊瑚歩きのコツが分かってきたのでザブザブ進む。

コツが分かった頃に幕営予定地の越良浜に着いた。が、途中で水を汲むのを忘れてきてしまったことに気付く。釣りをしに行くついでに鹿野川湾まで行こうかと思ったものの、早くも酒が乏しくなっていたので先に進むことにした。

高巻きと下降路はピンクテープも多く明瞭だった。
クイラ川に降りたところ、ぶぉーという鳴き声とともに猪が走っていき思わず身構える。クイラ川に出てすぐに漕げるだけの水量があり安心する。

誰もいない川端でパックラフトを膨らますのが何とも滑稽に思える。

流れはほとんどなく浮遊感を楽しんだ後、パックラフトの圧倒的な船足の遅さに絶望。幸い追い風だったため風にクルクル回されながら下降を続ける。

グーグルマップであたりをつけていた浜があまりに不快そうだったので宿に泊まることにして舟浮集落を目指すことにする。

舟浮湾に入ったあたりから海という感じになり、さっきまで有り難かった南風が怖くなる。流されたらやばいので遠回りになるが岸沿いを進む。漕ぐのに疲れて何故カヤックをサボっているのかを思い出した頃に舟浮集落に着いた。


民宿に無理を言って泊めてもらい、宿の主人や泊まり客と楽しい夜を過ごすことが出来た。宿の主人が、登山客が迷わないように、猪猟の傍ら、クイラの高巻きの道や鹿野川湾の道を整備しているそうだ。

【参考事項】
・西表島への交通手段について
上原港への船は北風が吹くとすぐに欠航になるそうで、冬の間はほとんどダメらしい。
・気候について
曇りだったが、概ね半袖で快適であった(少し暑い)。3月下旬でも晴れると割と暑い。
・コースタルトレッキングについて
潮位10くらいじゃないと快適な歩きは楽しめない模様。60くらいだったので、ちょいちょい股くらいまで水が来た。
岸際の岩は滑っていて滑りやすいので、岸から離れた方が歩き易い。
・釣りについて
南風見田の浜から鹿野川まではリーフが延々と続いており、リーフのエッジまで出るかリーフの切れ目を見つけないと浅すぎて釣りにならない。
・その他
気温は高いが湿度が高く(90%)、濡れたものは全く乾かなかった。寒くはなかったが臭くなった。

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