【メンバー】L N島、N口、N塚、Rげん、クロスケ(記)
2022/2/5 夢のブライダルベール
2022/2/6 右のナメ滝
1日目 7:00ゲート – 10:00 荒川出合&幕営- 11:00 3ルンゼ – 12:00 夢のブライダルベール登攀開始 – 17:00 終了点 – 19:30 取り付き – 20:00 幕営地
2日目 7:00 幕営地 – 8:00 右のナメ滝登攀開始 – 12:30 終了点 – 13:30 取り付き – 15:30 幕営地発 – 18:00 ゲート
5人パーティーと、大所帯で荒川アイスクライミングへ。
土曜朝は工事車両が途切れず訪れ、ゲートはタイミング良く開けていただいた。
荒川出合まではひたすら綺麗な林道歩き。凍ってる箇所も度々あるが、歩きやすいことには変わりない。

3時間も歩けば発電所に到着。林道の脇にテントを張り、一番奥の3ルンゼを目指す。

3ルンゼから各氷瀑取り付きまでに、1箇所ナメ滝をフリーで登る。
5人パーティーを2パーティーに分け、Rげん&クロスケペアは夢のブライダルベールへ。
N島、N口、N塚チームは右のナメ滝へ。

左:夢のブライダルベール / 右:アーリースプリング
夢のブライダルベールは、ロープスケール140mの大氷瀑。3Pで登っていく。
1P クロスケ / N口 Ⅴ 50m

下部はナメが中心。スクリュー間隔を広めにどんどん登る。氷質はくらげ状であまりいいとは言えない。
左のトンネルがあるテラスでスクリュー支点。
2P Rげん / N島 Ⅴ+ 40m

核心ピッチ。出だしのトラバースが最も嫌らしい上、垂直が10mほど続く。比較的氷結よくアックスは決まりやすい。
垂直を抜けると一度寝て、また70〜80度が続く。球切れまで攻めてスクリュー支点。Rげんはスクリューを落としたり色々あって25mでピッチを切る。
3P クロスケ / N島 Ⅴ- 50m
くらげ状の崩れやすい氷で傾斜以上に登りづらいピッチ。50mいっぱいで抜け口まで。右岸の灌木に残置あり。灌木までのトラバースが悪いので、スクリューでピッチを切る方が無難。
下降はトポに尾根30分と記載。
信じて行ってみたが、暗闇の中ではどの尾根に乗っていいのか分からず2時間弱かかった。素直に同ルートの懸垂下降の方が良いだろう。
なお同ルートの懸垂下降は、灌木、灌木、アバラコフの3回で可能。
すっかり遅くなってしまったが、20時には戻り美味しい鍋を頂く。
翌日はパーティー編成を変えて、氷瀑も交換。
右のナメ滝は名前の通りナメており、屈曲を考慮して4Pで登った。

1P N口 / N塚 Ⅳ 40m

しゃばしゃばなナメ氷。止まっていると服が氷に張り付く。アックスもずっと打ち込んでると凍ってくるので、そそくさと抜ける。灌木でビレー。
2P N口 / クロスケ Ⅲ 25m
左上に歩いて向かう。なぜこんなところに?というほど素晴らしい倒木がありピッチを切る。
3P N島 / Rげん Ⅳ+ 30m

右のナメ滝の核心ピッチ。左と右が選べるが、上部が繋がってるか怪しいので右を選択。そこそこバーチカルで楽しい。
4P N島 / クロスケ Ⅳ+ 60m

30m歩いてから氷瀑。幅広でラインは選び放題。
右が優しいがロープの流れを考慮してセンターラインを登る。クロスケはロープが足りず10mほど、コンテで左岸の灌木までトラバースした。抜け口奥、左岸、右岸ともにピッチを切れそうな灌木は豊富にある。が下山を考えれば左岸利用が良いだろう。
下山はトポには尾根下降が記載されているが、懸垂下降は全て灌木4回で可能。
テントに戻り合流したら、帰りも長い長い林道歩き。
日曜は自転車使用で日帰りで来ているパーティーがおり、羨ましい限りであった。
氷瀑の途中でピッチを切るような大氷瀑の登攀は久しぶりで、とても楽しいアイスクライミングであった。
・感想(N塚)
夢のブライダルベールを登る先輩たちを眺めながら右のナメ滝を2回登りました。
初日はオールフォローで、2日目は1P目だけリードさせてもらいました。先日芦安のアイスは弾切れで敗退したので、今回はランナウトを我慢して45m10本ほどのスクリューでリードしました。水氷でスクリューがなかなか入らずアックステンションかけまくって両手でスクリュー打ちながら登りました。
夢のブライダルベールを登る先輩に比べたらまだまだだけど、長いピッチをなんとかリードできて良かったです。いつか夢のブライダルベールを登れるよう頑張りたいです!
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