奥利根 小穂口沢本沢 2022/8/11-12

沢登り

メンバー:L N島、H光、K代

8/11(木)7:25 小穂口沢出合-10:00 二俣-11:40 北沢出合(北沢見学)-12:35 C1

矢木沢ダムから渡し舟で小穂口沢出合へ。
今回はほぼ満水ということで、小穂口沢出合よりも奥まで送って頂いた。
序盤は河原歩き主体でどんどん進み、途中で釣り師パーティを追い抜いて、10時に二俣到着。ここで今まで一緒に行動していたH部パーティと別れる。


我々は右俣へ進むが、この後すぐに魚留滝が現れる。地形図には二俣の手前にこの滝が書かれているが、実際は右俣の先が正解。
この滝は過去の記録によると左岸から大きく巻いている様だが、今回は右岸の急なルンゼに取りついて巻く。思ったよりも悪く上部で苦戦する。ここを越えると再び河原歩きで、11:40に北沢出合到着。本日の幕場まであと少しなので、ここで北沢でも覗いてみようかという話になるが、北沢に入る為には雪渓に乗らねばならず、この雪渓に乗る部分がかなりリスキーということで結局断念。


幕場予定地は広い河原で、遠くにこの先で登る予定の大滝が綺麗に見える。時間はまだ13時にもなっておらずかなり早いが、この先は大滝セクションに入り、幕場適地もあまり見込めなさそうなので行動終了とする。
薪も豊富なので、すぐに火を起こして夜まで長々と焚火を楽しんだ。

8/12(金) 5:50 C1-8:40 大滝上-10:50 三俣-14:10 本谷山-18:45 十字峡

少々寝坊して、6時前に行動開始。少し歩くと滝が現れたので、ここからいよいよ大滝セクションかと思ったが、こちらは前衛の滝だった。水流沿いも登れそうだったが上部は少し水圧がつらい。フリーで取りついていたこともあり、安全を期して上部は左から巻き気味に登る。
少しゴルジュの小滝をこなして、いよいよ大滝の一段目。水線左を登り始めるが、中断がかなりぬめって厳しいので、ワンポイント左の藪から巻く。後は快適な登りで、水線をまたいで右側のリッジを快適に登る。


2P目は再び左壁から草付きのコンタクトラインを登る。3P目はビレイ点まで短くとって、4P目を左壁から登る。最後は水線をまたいで、右手の灌木でビレイ。
いずれも快適な登攀で、見て良し、登って楽しいの素敵な大滝だった。


この先は再びゴルジュになり、雪渓をくぐると20m滝が出てくる。ここは直登が難しいので、右手のリッジから藪に入って巻く。ここを越えれば後は詰めかと思いきや、難しい小滝が続いてそれなりに大変。お助けひもやショルダーなどを駆使して一つづつ越えていく。


やがて大きな雪渓が沢幅に広がり、この上を歩いて進んでいく。三俣の出合で雪渓が切れるが、下降ポイントがないので、左手の尾根を少し登って灌木で懸垂下降。三俣の一番左の沢に降りる形になったが、尾根を越えて真ん中の沢に移る。
この先も手ごわい滝が続き、藪で小さく巻きながら進んでいく。源頭で水を汲み、最後の詰めへ入るが、ロープがいるかどうか微妙な具合の急な登りで、フリーで登るには少々ヒヤヒヤした。


稜線には池の少し上に詰め上げる。台風が近づいており風が強いが、視界は開けており、国境稜線の展望が楽しめる。稜線から奥利根で奮闘している他パーティを応援する。


一応、本谷山を踏んでおくが、こちらは標高の関係でガスだった。後は登山道を下ってその日のうちに十字峡まで下り切る。台風が南から近づいているが、越後側は国境稜線に守られて穏やかな天候だった。

2泊3日の予定だったが、パーティの足並みがそろっていることもあり、1.5日という約半分の行程で今回の山行を終えることとなった。

ぶなの会

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