[メンバー] NG野(記)、とのさん
昨シーズン、2泊3日で入ったものの、アイゼンが壊れて満足に楽しめなかったタケ沢に、今シーズンも2泊3日で行くことにしました。
前週に気温が上がり、氷瀑の状態が心配でしたが、なんとか楽しめました。
初日は下タケ沢の第二大滝へ。
週末寒気が入るとのことだが、金曜のこの日は暖かい。
上タケ沢・下タケ沢の出合いに荷物をデポして、下タケ沢を詰める。
とても立派な第二大滝に着いたものの、抜け口が薄く、水流が見える。
「上に抜けれるの？」「びちょびちょになるかもね」「どこから基部に行くの？」みたいな話をし、こりゃ辞めとこうということに。
右隣の氷瀑、海神の矛も氷結はいまいちに見えました。
引き返して、上タケ沢を詰めて幕営。
2日目は上タケ沢の左俣でも詰めてみようかということに。
予報通り冷え込んでいて寒い。
左俣第一大滝はすごい水流。
昨シーズン凍っていたのが不思議なくらい。
とりあえず上にということで、右から巻きます。
この巻きはけっこう怖い。
左俣第二大滝もすごい水流。
なんとか上に抜けれないかと、下段は大滝の左隣の氷瀑と、上段も大滝左の立木の下までできてる氷瀑を登りました。
大滝の左隣の氷瀑に取付きます。
傾斜の緩い下部から氷柱状に取付き、左奥の立木まで。
氷結良好でした。
ロープスケールで30mほど。
これで下段を抜けます。
上段はどれを登ろうか迷ったのですが、右の立木の下の氷瀑なら、最後は木登りで抜けれるのではと取付く。
つららが垂れててなかなかに難しい氷でしたが、抜け口には取っ手型の枝があって、アックスひっかけても良し、手で掴んでも良しで、うまいこと抜けることができました。
ロープスケール20mくらい。
第二大滝の上を覗くもすごい水流。
もうこれ以上は無理して行かなくていいかということで、ここで引き返しました。
3日目は神々の業へ。
昨シーズン、登攀中にアイゼンが壊れて敗退した氷瀑です。
リベンジにやってまいりました。
神々の業 1ピッチ目 30m。
傾斜の緩い1段目を登ってスクリュービレイ。
神々の業 2ピッチ目 40m。
出だしは垂直で、抜けると緩くなる。
次の垂直部まで行ってスクリュービレイ。
神々の業 3ピッチ目 40m。
出だしは垂直だけど、凹角状で左足が張れて、意外と易しく登れる。
抜けて、あとは簡単な氷瀑が続き、岩のハング下まで。
左側の立木でビレイ。
下降は残置スリングのある立木を使って3回の懸垂。
無事リベンジを果たすことができました。
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