[メンバー] NG野(記)、とのさん
3週前に抜け口の氷結が微妙で見学のみしてきた下タケ沢の第二大滝に再び行ってきました。
氷結は進み、抜け口の穴も水流も無くなり、良い状態になっていました。
下タケ沢の第二大滝は、崖から落ちる 65m の見事な直瀑で、静寂のなかに壮麗な佇まいを見せています。
そのただならぬ威圧感に、果たして登れるのだろうかと身震いがします。
ライン取りは、右側から正面へ、つららの垂れたハング状を避けるように、回り込んで登ることにしました。
下部のスカート状を上がったところからスタートします。
ひたすら続く垂直に身を置き、心身の消耗と闘いながら登ります。
氷質は良好で、スクリューがしっかり決まるのは幸いでした。
力まぬよう、気負わぬよう、レスト入れながら高度を上げて行き、最上部、つらら下の空洞で一息入れ、左にトラバースすると、緩傾斜帯にでて、やっと人心地がつきました。
かなり消耗したけど、ライン取りも上手くいき、着実に前進できて、会心の登攀となりました。
その偉容といい、登り応えといい、実に素晴らしい一級品の氷瀑でした。
おまけ。
このあと、懸垂下降したロープが引けず、60m登り返しする羽目に。
やれやれ。
[ギア] 70mダブルロープ2本、アイススクリュー15本
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