お天気は朝から曇り。風が始終吹いていて涼しかったです。
雨は午前はパラつく程度。下山時から本降りに。水は少し増水しましたが、渡渉問題なし。
沢は過去の大雨で、鉄砲水や、大規模な土砂崩れの跡が生々しく、至る所で荒れていました。
【コースタイム】
6:00車止め~6:30滝沢出合~8:00ジロト沢出合~8:30左俣登攀開始
~10:30略奪点~12:15展望台~13:15雨量観測所~14:45車止め
左俣の滝100m
1P目=40m(M中)右の草付きよりスタート。
朝一で辛いスラブ登り。支点は草を 束ねたものもあり。右~左の水流沿いまで登った。
2P目=45m(M田)3級のスラブ。水流右沿いに登った。支点はアングルとナイフブレードでとる。リスは脆い。
3P目=45m(M中)右~滝を跨いで左へ~そして再び右へと移動。
4P目=??m(M田)ブッシュ掴んで滝の落ち口へ。
滝の上にもミニスラブ滝などをいくつか登ると略奪点と呼ばれる地点へ。
本流の80m滝の落ち口がインゼルになっており、水が左右に分かれて流れている。
周囲はすり鉢場のスラブ帯。眼下には右俣の300m大滝が眺望できる。
略奪点滝80m
1P目=40m(M田)水流左を登る。ブッシュが支点。
2P目=45m(M中)滝を横断し右のスラブへ。
スラブのトイ状になっている水際をレイバックぎみに登った。
3P目=20m(M田)右の凹角状からブッシュ伝いに登る。マントル返し。
ロープ流れ悪くなったのと、左の本流からすこし離れてしまったので短くピッチを切り、M中さんにバトンタッチ!
4P目=25m(M中)スラブを左上しブッシュ帯を左へトラバース。どんぴしゃで滝の落ち口へ出た。
ロープをしまい、ミニゴルジュを突っ張り登りを交えて登る。まもなく稜線が間近に見える。
右岸へ10m登ると稜線へ出る。薮少々進むと大きな1枚岩のある「展望台」へ着いた。展望台~薮尾根を進むと雨量観測所が現れ、そこから仕事道を進む。
この道は一部不明瞭な箇所やルンゼが崩壊していたりで、夜道だと危ない。
仕事道はやがて大崩壊地点へ下降し、そこからは沢沿いを歩いて林道へ下山しました。
今回は登攀は難しくはなかったが、慣れないスラブに緊張したし、支点が全くないので、ルートを見る力が必要とされた。景観もすばらしく、日帰りでしたが沢登りの充実度は高かったです。
地形も面白いところなので、何度か通いたいと思います。
※五十沢温泉もよかったです。入浴料金370円。
アプローチから下山までの危険リスクを考えながら山を見て登山をする。草を束ねて支点をとる。などの事を教わりました。M中さん、ありがとうございました。
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