7:45入渓−11:00屈曲点−12:00 30m滝−13:00白滝−14:40稜線−17:00日本平−18:20川胡桃沢−19:00車道
車を降りると数は少ないものの何匹かアブがまとわりつく。鬱陶しいのでネットをかぶって行動開始。
前半は単調なゴルジュが続く。淵だったと思われるところも砂で埋まっている。
昨年の豪雨などによる土砂の流入か、ところどころに倒木もあり少し荒れている。
30m滝は左から巻いたが、以後の行程のことを考えるとトライしても良かったか。
大きなスラブから構成される150m滝は見事。登攀自体は容易で左壁からフリーで登ることができる。
150m滝上で時刻は13時半。良いテン場がなく、時間も早いので川胡桃沢まで行くことを決定。
五兵衛小屋~日本平の稜線上に抜けると稜線には廃道寸前ではあるが道があり、思ったほど藪は濃くない。場所によっては赤布がつけてある。川胡桃沢も左岸沿いに道があるが、標高400mほどの地点で土砂崩れにより道は崩壊。以後は沢通しでの下降となる。
時刻は18時半、そろそろテン場を決めたいのだが地形図から想像するよりも沢は狭く、崩落が激しいのでこのまま下山することにする。
20時前に車に戻る。幸いなことに21時まで開いている風呂で汗を流すことができた。
【ポイント】
・関東周辺の沢では3級上とのことだが、グレードダウンしている印象
・昨年の豪雨の影響か、ところどころ沢は荒れている(特に川胡桃沢は顕著)
・どちらの沢もあまり良いテン場はない
・ところどころ途切れるものの稜線は登山道跡が残る。赤布もあり
・国道289号線は工事中で、車を止めたすぐ先から通行止めとなっている
・八木ヶ鼻温泉「いい湯らてい」は21:15までやっていて館内も広く、なかなか良い
【コメント】
(I)
9月連休のガンガラシバナに備え、前週に東のナメ沢、そして下田山域の訓練ということで、易しめの鎌倉沢をチョイス。
比較的有名なので、さぞグラビアかと胸膨らませたが微妙に期待を外してくれた。短い沢なので、ちょっと小振りな印象がぬぐえない。
また、渇水なのか源流詰めない内に伏流域が現れたり、おやおやという状態。
とはいえ、中盤以降は美渓となり白滝でグランドフィナーレを飾ってくれました。
良いテンバが無かったのと、時間が早かったので川クルミ沢で幕という作戦に切り替え、早々にトップアウトして藪こぎスタート。
記録ではメッチャ時間かかっているものもあってかなりビビっていましたが、よーく見ると廃道寸前のトレースがあり、結局日帰りで下山できました。
折角だから川クルミ沢で一泊と思ったのですが、沢が峡谷で幕場がなく、じゃぁ河原と言っても、沢がかなり崩壊していて、とても怖くて泊まれませんでした。
ちなみに、鎌倉沢で魚影に何回か出会いましたが、型は小さめです。
釣りの本を読むと、10年ぐらい前に源流でイワナが放流されているそうですが、あまり育っていないのかもしれません・・・
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