【行動時間】
8:00入渓~8:10ジロト沢出合~9:50二俣~11:30 略奪点~12:30 80m滝上~13:10 展望台~13:45 雨量計小屋~15:00 入渓点
【概要】
雨がパラつくので車で二度寝しながら様子見。8時ころに治まってきたので出発する。
平凡な沢を5分ほどでジロト沢の出合。伏流かと思うくらい水は少なく、この先に大滝が待っているとは信じられない。
2時間弱で二俣へ。(左俣と右俣の水量比は1:3くらい?)右俣の布晒ノ滝は威圧感たっぷり。下部はハングしているように見えるが、左壁・右壁ともにかなりの傾斜。
ルートを観察してわいわいやってから左俣へ入る。左俣に入ってすぐに100m滝。ここからが今日の本番だ。
左俣の滝100m
1P目=40m(H部)右の草付きからスタート。なかなか渋い。支点は草を 束ねたが、出だし付近にはリングボルトもある。右~左の水流沿いまで登り潅木でビレイ。
2P目=45m(H光)階段状のスラブの水流右沿いを登る。ノーピン、アンカーは潅木。
3P目=45m(D介)滝を跨いで左へ~そしてすぐ右へ移動。
4P目=20m(H部)潅木を掴んで滝の右を登り、落ち口へ。
一旦ロープをしまって、小さなスラブの滝を幾つか登ると略奪点。
80m滝からの水が尾根を挟んで左右に分かれている。
休憩していると対岸のスラブをカモシカが登っていくのを遠望できた。
略奪点滝80m
下部の30mはフリーで登り、傾斜の立ってきたあたりでロープを付けた。
1P目=40m(H光)滝を横断し右のスラブへ。
2P目=25m(D介)右壁を登って草付きをトラバース。ロープをしまって左に10m藪をトラバースして本流に復帰。
ここからミニゴルジュを突っ張り登りを交えて登ると稜線が近づいてくる。適当なところから10m藪を上がると稜線。すこし藪を漕いで大きな1枚岩のある「展望台」へ着いた。
展望台から30分ほどで雨量計小屋。ここからは明瞭な仕事道で下山するが、ところどころ不安定な箇所もあるので暗いうちの行動は避けたほうがいいだろう。
仕事道はやがてジロト沢へ下降。ここから沢沿いを20分歩いて車に戻った。
入山・下山ともに便利でサクッと行けてしまいましたが、滝のプロテクションがプアなのである程度沢慣れしていないと厳しいかも知れません。
そして右俣は非常に威圧的。偵察も兼ねたつもりの山行でしたがかなり大変そうです。いい意味で宿題が増えたかな。(記:H部)
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