越後 金城山 高棚川左岸尾根 2013/2/9-11

アルパイン(雪山)

【予定】  
2月9日(土)南越後交通バス 六日町駅前発6:55→長田喜三郎宅前バス停
姥沢新田集落~高棚川左岸尾根~1196P(幕営)  
2月10日(日)幕営地~イワキ頭~金城山(幕営)  
2月11日(月・祝)幕営地~長崎尾根~長崎集落~上長崎バス停

【行動結果】  
2月9日(土)  
スタート7:30 天気:曇り、雪、ときどき薄日だが寒い。集落のどんづまりからワカンを履いて雪面を上がりはじめる。雪が徐々に増えていき膝程度。予定を越えて1294ピーク手前で風もあたらない絶好のテント場を見つけて幕(14:30)

2月10日(日)  
スタート6:45  幕場からしばらく行くと樹木が減り風が強く積雪量も減り若干楽で主稜線の1475ピークまではスンナリといけました。(8:30着)

2/10 8:17 北入りの頭 右背後に登ってきた尾根が見える。

8:17 北入りの頭 右背後に登ってきた尾根が見える。


「天気もいいし、これならイワキ頭を越えて金城ピーク越えも楽勝!」と思ったのでありました。が、まず1475ピークからイワキ頭の稜線が新雪が積もっておりよくない。  
ロープを出して部分部分スタカットで行くが、とりわけ隠れ穴にはまるのは結構怖い。  
足がぶらぶら回りの雪も不安定でどこまでも落ちていきそう・・・ リード中の悲鳴回数(K池さん1回 O田は数知れず)

10:05北入りの頭~イワキ頭の稜線上。この区間が核心部、ずっとスタカット。

10:05 北入りの頭~イワキ頭の稜線上。この区間が核心部、ずっとスタカット。


「夕方から崩れるだろう、その前に金城ピークだな」と思いながらイワキ頭を越えてノンビリ一本。  
ところが14:30頃になると急にガスが出始め視界が一気に悪くなった。  
金城までの稜線は、遠望できるときに観察しておいた雪屁の向き、大きさ、方向から考え、またやせてはいない稜線道なのでザイルをつけてコンパスを手に歩けないことはなかったが、雪屁で堕りたりするのはいやなのでしばらく待機したが、ガスはいっこうに切れない。で、下した判断が「ここ(金城Pより400M程度手前の稜線)に幕を張ろう」となった次第。雷があるとのことなのでいちよう掘り下げて幕場を作る。で、猪熊予報で谷川の予報を見てみると夜中から降雪がはじまるとのこと。

2/10 11:52 イワキ頭へつづく稜線上。北入りの頭を振り返る。

11:52 イワキ頭へつづく稜線上。北入りの頭を振り返る。


2月11日(月・祝)  
予報はあたり、夜中から降雪。朝までさらに40センチくらいの積雪。視界は前日よりはましでひとまずほっと。6:40スタート。  
ラッセルは登りで腰~胸くらいだったが雪が軽いので助かりました。でも表層を警戒してザイルをつけ、なるべくブッシュなどでランニングをとっての行動を心がけました。  
金城ピークには8:40着、これならそんなに遅くならないかな、と見たのが甘かったです。長崎尾根は2人ともはじめてだったので観音ルート(K池さん正月に登る)への変更も考えましたが、途中支尾根がいくつも出ており、視界が悪い中、下りだと間違いかねないので、長崎尾根に進行。風雪は強いが稜線ではないのでそんなに苦痛はなしでした。
この尾根の下りで時間がかかった理由は、表層雪崩がやばいので、ほとんどザイルをつけてコンテ、部分部分スタカット、暗くなったからはスタカットを多用して行動しました。(樹林帯に入っても足を置くだけで流れ出すような状況で転倒してちょと転がると自ら起こした雪崩に埋まりそうなので)

最後の沢筋の渡渉ポイントも両岸が雪壁になっており、暗闇の中、渡る場所を探すのに手間取りました。  
そして最後に集落に出るまでの平地ラッセルも厳しいものがありました。O田はヘロヘロになりK池さんが元気! 長崎集落着 23:30。
天気のよみ、行動打ち切り判断(冬は行動できるときにできるだけ行動する)など反省点が多々ありますが、今後に生かしていきます。

関連記事

特集記事

コメント

この記事へのトラックバックはありません。

アーカイブ
TOP
CLOSE