メンバー:T内 M尾
5/3
8:50馬場島 9:55堰堤 10:25タカノスワリ 10:50雷岩 13:001660m 15:152100mテンバ
馬場島山荘の駐車場は満杯。少し下った場所に戻って駐車。馬場島の派出所に小窓の情報収集に行くと、例年にない積雪で数日前ガイドバーティが敗退してきたとのこと。かなり迷ったがワカンを持って行くことにした。
白萩川の渡渉は最初飛び石、その後も2回ほど強いられるがぎりぎり雪渓を利用し最短で雷岩に到着。小休止後1660mピークへの急登をこなす。
さらに登り続け(行動食とらず、休憩もそこそこに登り続けるのがだいたい、いつもの我々のスタイル)、2100mの小台地上で幕。フライ張り作業中にM尾さんが木の下の穴に3m程落ちる。がなんとか自力で這い上がる。先行のテントは6張程度。
5/4
6:12テンバ 8:00ニードル 10:35マッチ箱 11:30稜線 12:50小窓の王 13:45三の窓
テンバからすぐ雪壁が現れる。先行のステップに助けられ這い上がる。
ニードルは池の谷側を通過。ドームとのコルへの下降は一部懸垂交え下る。
ドームへの登りは草付き交じりの雪壁。ロープ2ピッチ使用。
マッチ箱への登りは池の谷側から、ナイフエッジ通過し、その後の2650mピークへの登りにもロープ使用。以降も4P程度ロープ使用し小窓の頭。
そこからはひたすら忍の一字の雪稜登り。天気は予報に反し風雪が徐々に激しく、完全冬山模様。
小窓の王から三の窓への下降は50mロープで懸垂3P。トラバース交え無事、三の窓着。
さらさら雪だが、風も一段と強くなり、明日からの行動に懸念が残る中、幕。
5/5
6:10三の窓 7:05池の谷乗越 8:30剣山頂 11:05早月小屋 13:30松尾平 14:15馬場島
テントの外から声がする。どうやら晴天のようだ。テントの空気穴から外をのぞいて見ると昨日とはうって変って青空が広がっている。三日目にしてやっと待っていた快晴の青空。
池の谷ガリーの登りは先行のステップに助けられここも忍の一字の登り。1時間弱で池の谷乗越。八つ峰や長次郎を登っているパーティが見える。
ご褒美のような無風快晴の中の本峰目指す。1時間半程で山頂。いつもの山頂の祠が今年は完全雪の下。積雪期に数回剣には登っているがこんなことは初めてだ。例年に比べ、やや多めの雪というより相当多めの雪だ。
早月の下降は分岐下の凹状部で懸垂。エボシ岩付近はバックステップ交え下降。
早月小屋着。以降はぐさぐさになった雪に悩まされながらも慎重に下降を続け、無事馬場島着。
予備日を使うことなく降りてきたので、このまま帰るのはもったいない!
ということでビール&美味しい魚そして地酒の待っている富山へ向かった。
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