八ヶ岳アイスクライミング 2013/11/30-12/1

アイスクライミング

11/30-12/01 H明、K藤、O田、H、S原、N島、N野、他1

■ジョーゴ沢 下の小さな滝でトップロープで練習をしましたが、ここ数年では珍しく11月末から氷結状態はよろしいです。乙女、ナイヤガラ、大滝とも登れるそうです。

■裏同心ルンゼ よく凍っております。傾斜の緩い滝が多く、油断しがちですが、ガイドパーティーのゲストが骨折のためヘリで収容されていました。(ヘリを呼ぶのを躊躇していたましが、怪我人が気の毒です。)

■アイスキャンディー ミックスエリアは完全オープン、アイスエリアは限定オープンでした。良い練習になります。

■大同心大滝 やはり氷結が早いです。上のバーチカルはシーズン始めだとなかなか痺れます。

今年は2月の北海道を目指して、初心者、中級者、中高年まで混じって早めのスタートを切れました。

P1020642
<報告:N島>
■11月30日
朝一で美濃戸に集合し、足早に赤岳鉱泉へ向かう。
1時間半ほど歩くとアイスキャンディが見えてくるが、出来はまだまだである。
鉱泉に荷物をデポしてジョウゴ沢へ。
アイス始めということで、まだ水が流れるF1で、アイゼンの感触を確かめる。

P1020643
続いてF2へ行くと、まだ表面さえも凍っていない部分があるものの、何とか登れそうということで、トップロープを3本張る。
落ち口左岸にしっかりとした支点があり、途中でスクリューを打って向きを変えることで、3本張った。
まだ氷結が甘い部分があるが、軟らかすぎず崩れるほどでもなく、適度に登りやすい氷だった。

P1020651
やがて日が射してポカポカ陽気の中、ラインを変えて登り降りする。ほぼ貸しきり状態で、一人10便以上登った。
早めに切り上げた後は、K藤さんも到着して楽しく宴会。夕食は鉱泉名物のステーキ。夕食後も飲んで、楽しく1日が終了。

■12月1日
今日は裏同心ルンゼに向かう。
F1に着くと、既にたくさんのパーティが鈴なりだった。一部薄いところがあるが、問題なく登れる。
続いてF2、下段は表面に流水があり、シャバ氷だった。
自分はHさんに引っ張り上げてもらいながら登る。
自分は昨シーズン3回アイスをしているが、どれも単発の滝を登ったのみで、上まで抜けるのは初めてだ。
そもそもアルパインの経験が乏しいので、とてもワクワクしながら登った。

P1020655
F2を過ぎると、間髪入れずに滝が続く。途中、バーチカルな滝もあり、必死に登る。
もう、どの滝がどこまでなのかFナンバーもわからず、必死に登った。
途中、ガイドパーティで骨折の負傷者が出たとの事で、スネの横にバイルを巻き付けられた男性が、懸垂で降ろされていった。
自分は疲れてくると、あー何かもう蹴り込み適当でいいや、とか思うことがあるけれど、怪我の元だなと自覚した。
やがて、F5を登り切り、肩で息をしたまま見上げると、目の前に大同心が見えた。
大同心をこんな近くで見るのは初めてだが、強烈な威圧感を感じた。

P1020657
F5右のルンゼを詰めて大同心基部まで行き、大同心稜を下降して鉱泉に戻った。
フォローではあるけれど、裏同心ルンゼを登ったんだな、と感慨深かったとともに、大同心の迫力が忘れられなかった。
その後は、今日オープンしたアイスキャンディのドライパートで、S原さんN野さんと練習した。
自分は全く歯が立たなかったが、元全日本女子チャンピオンの人が登っており、華麗な体裁きを見学できた。

待望のアイスシーズンが幕開けした。まずは、まともに登れるようになることが目標だ。頑張ります。

ぶなの会

ぶなの会

労山(日本勤労者山岳連盟)加盟 ぶなの会の公式HPです。

関連記事

特集記事

コメント

この記事へのトラックバックはありません。

アーカイブ
TOP
CLOSE