メンバー:M中L、A山、N野、M本、I田
1/18(土・快晴) 0820土樽P-1150 1142標高点-1530足拍子岳南峰-1720 1142標高点BP
1/19(日・吹雪)0930BP-1200土樽P
一日目
土樽駅を出発し、橋をわたってすぐの栗の木沢左岸から取りつく。見るからに雪が深く、最初からワカンを装着。積雪は2メートル以上?だが、20センチくらいのところにザラメの層があり、踏めばそれなりに固まり、コンデションはなかなかよい。予報に反して、天気は晴れ。周りの山域もすべて見通せる。
出発してほどなく稜線にのると、雪庇がみられ、なるべく樹林の際を通るようにとリーダーの指示。新人お二人は、傾斜が急な場所の胸ラッセルや、木の根っこなどの処理に手間取るが、軽快にのぼりあっというまに本日のBPへ到着。
風の流れをみながら、1200m付近の広い平らな場所を整地し、いらないものをデポして山頂へ出発。
やはり雪は深く、雪庇に気を付けながら高度を稼ぐ。30分ほど登ると南峰が大きく眼前に広がる。急斜面を登り、ところどころ雪に埋まりながらこのままロープを出すことなく山頂まで行けるかも?と思ったところでいやらしいトラバースが出現。
ここで、ワカンからアイゼンへ変更し、一ピッチロープを出す。5メートルほどのトラバースは、予想よりも雪がついていて、注意していけばよさそうだが、のぼりに差し掛かるところは岩が露出しており、滑ると結構下まで落ちそう。M中さんリードで、I田、A山、M本、N野の順で通過。思いのほか時間をロスする。
その後はしっかり雪もついていて順調に進み南峰山頂へ到着。まだ晴れ間は見えているが、残念ながら、ここでタイムアップ。BPに帰るころには暗くなると思われ、引き返すことに決定。
復路は、傾斜が急なところで保険のため2ピッチロープをだし、行きにロープをだしたところは木を始点にして懸垂した。
急な斜面の下りでのわかん団子を心配していたが、夕方になり、気温が下がり雪がしまってきたため、危険はなかった。
二日目
今日は降りるだけのため、明るくなってから起床。寝ている間は気づかなかったが、かなりの雪でテントが圧迫されている。
降りしきる雪の中撤収し、視界がないなか、皆で目標の方向を確認して下山開始。
テントを張った場所は風が防げる好適地だったため、気づかなかったが、雪と強風が夜中から降り続いたらしく、新たな雪庇が発生していて、尾根をとらえ続けることが難しい。
ところどころコンパスで確認しながら進む。最後は、どんぴしゃの場所に降りることができました。リーダーのおかげ!
まるで春山のような天気から翌日は一転して吹雪。上越のいろんな顔を見ることができた山行でした。パーティーの皆様、楽しい山行をありがとうございました。
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