M中です。
鬼怒川流域の奥鬼怒の沢、片品川流域の尾瀬の沢、そして鬼怒沼、小松湿原など高層湿原を愛でる沢旅に行ってきました。
【メンバー】
MK(L、文)、HY、HT、HK、CR
【7月12日 土曜日】
7:20 女夫渕温泉-8:40 赤岩沢出合-9:30 第一大滝 10:30-11:00 第二大滝 11:50-13:20 登山道-13:45 北岐沢下降開始-14:00 小松湿原 14:30-16:20 C1
0130に女夫淵温泉P着、ふだん合しないメンバー同士大いに盛り上がり、深く飲む。この日まで大雨で水量の懸念もあり翌日ゆっくりでも良いとの認識だ。この時点で、会企画の趣旨のひとつ、会員同士の懇親が果たされる。
朝、快晴。自然に帰りつつある黒沢沿いの林道はまだ泥濘んでいる。大砂防えん堤を過ぎるS字状のあたり、地形図に正しく1時間ほどで赤岩沢の出合。一部記録だと伏流とのことだが今日は雨後の水量だ。入渓していきなりの堰堤を左から越え、小一時間少し荒れた沢床を辿り、赤岩の大滝が見えてくる頃から滑床となり朝日を浴びて沢床が輝きはじめる。大滝は慣れたメンバーならロープは必要ないか。ここは新人のC立にリードさせる。ガイド資格ホルダーのH岳が教導。
そこから次の大滝まではナメ滝が続く。赤岩沢のハイライト。ぶなの会男子パ、歓喜にまみれ遡行する。
次の大滝は、下段を左のガリーを利用して捲き、上段は水線左階段を落ち口に向けて右に抜ける。
大滝を過ぎてもしばらくナメが続くが、笹薮が被さり始めるところで左に取り、奥秩父のような針葉樹の疎林を抜け登山道へ。ここから尾瀬側、小松湿原に向けてピークを一つ越え、鞍部から下降を始めると、すぐに小松湿原。その知られざる宝石小箱のような美しさに男性陣みな歓喜。めいめいがメルヘンチックっくに写真を収める。
北岐沢を捉えるとこれまたナメの連続。西日を受けた沢床が輝く。
1650m付近。北岐沢の名の通りややジメジメしているが幕とする。
7/13(日)
6:50 C1-8:20 林道-8:40 東岐沢入渓-11:00 鬼怒沼 11:40-12:40 日光沢温泉-14:10 女夫渕温泉
翌日は各支流を糾合しはじめた北岐沢の下降。さすがの片品川本流。胴太いゴルジュの様相を見せ始め、景観、渓相の良さに朝早くから男性会員みな歓喜。
一時間半ほどで林道を左岸に捉え、つぎは東岐沢に入渓する。かつて登山道だったのと記録もあり、マーキングはしっかりしている。渓相は凡庸であるが、詰めはそれなりに苔むした感があり雰囲気がある。赤布に従い左岸の樹林を葛篭に詰め登山道へ。気を抜いて登山道を下ると突然鬼怒沼に飛び出した。
そこは一面のワタスゲが咲き誇る桃源郷。ワタスゲ目当てのハイカーも大勢登ってきており、ちょうど今が時期とのこと。
我々ぶなの会の20代の若年寄から40代のおっさんまで5名の男性会員も皆、充実したこの2日間の沢旅を振り返り、そしてフィナーレの木道を歓喜のパレードした。
(M中)
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