メンバー:H本L、M田
8/13
7:00駐車場-9:10ヘイズル沢出合-9:40狩小屋沢(装備休憩30分)-10:20楢俣川本流(入渓)-11:30深沢出合-15:00大滝下(幕営)
水上の道の駅水紀行館で車中前泊し、13日早朝に「湯の小屋」先の道路を左に入り、トンネルを越えて道幅の広いオートキャンプ場と閉鎖林道との分岐点で駐車します(7~8台駐車可)。
林道に入るゲート脇をすり抜けると、間もなく道が崩壊している場所へ。残ったガードレール内側を通って先に進み1kmほど舗装道を歩くと、林道三叉路に出合い、正面には咲倉尾根に続く登山口が見えます。
ここを左に楢俣湖畔沿いに進むと道は広くなったり、狭くなったり、草ぼうぼうの所や、水浸しの所などさまざまです。この日は、途中までバイク1台が入っていました。
ヘイズル沢出合い(立派な橋)を越えて、狩小屋沢分岐(判り難い)を左へ、細い登山道を進むと5分ほどで、狭く狩小屋沢を渡る所が出てきます(ロープあり)。
ここで沢装備をして、先に進むと道はすぐ急な下降になり、楢俣川本流に出られます。ここが、実質的な入渓点になり、対岸には本流を高巻く踏み跡が続くらしいのですが、よく分かりませんでした。本流は釜もおおきくて困難も少なく、お勧めです。
1時間弱で、深沢出合いになり右の沢へ、するとすぐ二俣になり、更に右の沢へ入ります。ここまで入ると水量も減り、倒木も出てきて沢がしょぼく見えてしまいます。
1220m付近の15mほどの滝は、流芯を渡れば登れそうなので、一応ロープを出して登りました。この先から竿を出しますが、最初の釜で1匹だけ。1430m付近で出てくる滝は、トイ状の連滝で上部を少し巻きました。
あまりいいテン場がないので、結局1510mの大滝下まで遡行しての幕営となりました。夜はM田さんの手巻き寿司で、岩魚と一緒においしかったです。
8/14
6:40大滝下(幕営)-6:50大滝登攀-7:30大滝上-9:50稜線-10:05至仏山(休憩)-10:55稜線より下降-11:50大滝上(休憩&偵察)-12:20大滝下-13:30二俣(1350m)-15:00コンクリート橋-15:20林道横(幕営)
翌日は、いきなりの40m大滝登攀です。このための50mロープ持参です。水流右の乾いた岩をH本がリードします。フェルトで乾いた岩はかえって滑り緊張しました。ハーケン2枚(ブレード1、アングル1)を打ち、残置1枚(ロストアロー)を使って、ロープ40m程でテラスに出ます。
ここで大岩にバカ長スリング連結をくぐらせ、更に滝上まで50mロープ一杯まで伸ばして立ち木でビレイ。カム(0.3~0.5)を持参しましたが、このラインで使える所は目に入りませんでした。M田さんも快調に登ってきました(登攀から歩き出しまで40分)。
大滝上からは、大岩が連なったような階段状の滝があったり、たまに滑床が出てきたり。1870m付近では奥の二俣になり、ここは右の大岩5mCSを避けて、左に進みます。この先で水が消えて、藪漕ぎもなく比較的素直に至仏山北側稜線へ出ます。あとは、稜線上の薄い踏み跡をたどって15分で山頂に着きます。
賑わう山頂で休憩を取った後の、狩小屋沢下降は、登山道を鞍部まで南下してしまうと、ヘイズル沢に入ってしまうので注意が必要です。私たちはガスの晴れ間で尾根を確認し2180mから下降しましたが、踏み跡が多くあり、どれかを選択しての下降になります。
すぐハイ松帯の下降になり、足元が見えずに苦労します。露出している大岩をつないで急な下降を進めると、1800mで2段20mの大滝に出ます。降り口を迷いましたが、ロープは出さず滝上左岸を回り込み、2m程空身でクライムダウン。バンドを下り、流芯を2度渡って滝下まで。結構、気を使いました。
その後は、傾斜もゆるくなり、大岩ゴーロ帯を通過しての下降となります。沢らしい地形になってくると、それなりの小滝が7~8個は出てきますが、どれもロープ無しで下降できます(1270m多段はちょっと緊張)。
1100m付近で立派な橋が出てきて、ここより林道を下ります(草ぼうぼう)。昨日通過した本流への分岐点でデポ品を回収して、960m林道(踏み跡)横の本日の幕場へ。
(H本)
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