メンバー:H本L、M田
8/15
6:40林道横(幕営)-6:50ヘイズル沢(入渓)-7:20?ヨケド沢出合い-9:00 20m滝下-9:30 20m滝上-9:45 1180m二俣-11:15 1480m奥の二俣-14:00笠ヶ岳(登山道下山)-15:40咲倉沢ノ頭避難小屋-18:30林道三叉路-18:55駐車場所(車)
先日までの疲れでH本バテぎみ。日頃の不摂生と運動不足を露呈することになる。ペース遅くともM田さん笑顔で助かりました。
テン場から10分程でヘイズル沢へ。林道折り返し地点から急斜面を下降して入渓。うわさ通り、いきなり淵のへつり。昨日までの前深沢と違って、水量も多く迫力があります。
滑床もきれいで、M田さんと二人でこっちがいいねと意見が一致。10~20mスケール滝が連続して出てきますが、どれもうまい具合に脇を登れます。1100mの6m小滝は、釜が深く取り付くのに泳ぎが入ります。迷いましたが、左岸沿いを高くヘツルことにします。これがいい感じで面白かったです。
問題なく二俣まで行くだろうという予想を反して、手前の1150mにある20m滝は、全くのノーマークで驚きました。直登は無理で、水流右側に取り付くにも泳ぎが入る(軟弱)。行ったとしても、水しぶきで岩が全面濡れていて、滑っていると最悪。ということで、さっさと高巻くことに。
しかし、これもまた悪い。右岸の泥壁を登りますが、逆層の岩に泥が乗っている感じで、バイルが利かない。7~8m程登った所で、ロープを出し上の樹林まで何とか逃げ切りますが、フェルト底の限界を感じました。続くM田さんと、つるべで樹林をトラバースして滝上に出ましたが、30分以上を要しました。
この後すぐ二俣になり、予定通り右俣へ入り、またすぐ二俣で右に入ります。ヘイズルもここまで来ると水量も減り、昨日の前深沢並みになってしまいます。平凡な所々に倒木のある沢を歩いていくと、やがて大岩ゴーロ帯になり、リーチや歩幅で差が出てしまう所です。
1480m奥の二俣で、雨が降り出してきました。ここは、右へ入り笠ヶ岳直下に向かいます。もう少し上で水を取り、1800m?付近ではガリー状の二俣に。幾らか広い左に進路を取って、1900m付近からはハイ松を避けて、露岩帯をつなぎ高度を稼ぎます。笠ヶ岳山頂より西側へ伸びる尾根に取り付けば10分程で山頂へ。
笠ヶ岳山頂は、昨日の至仏山の賑わいと違って、ガスと風の中、誰もいなく静かな山頂でした。写真だけ撮って下山にかかります。片藤沼は中程度の大きさで、水がなみなみ溢れんばかり。M田さんは、指を口に添えて訳の判らない決めポーズ。
この辺りの登山道は、湿地帯らしく泥だらけで、M田さん曰く、田植え状態でした。木道も全くないので、登山靴ではきびしいかも。ちなみに、この日は下山まで誰とも会いませんでした。
咲倉沢頭ノ避難小屋(ボロイけど健在)は、梯子で屋上に上がり休憩。眺望がよく虫も少なくなるので、H本はアプローチシューズに履き替える。ここから先は、一気に急勾配を下ることに。
踏み跡はしっかりしており、落ち葉でふわふわ系なので負担は少ないですが、長く感じます。1300m弱で登山道から林道になりますが、1210mから再び登山道に。ここからは、細かいアップダウンを超えたあと1時間ほどで林道三叉路に出ます。あとは2日前に歩いてきた林道1kmほどを下れば、駐車場所まで戻れます。
帰りは、湯の小屋(19:30迄)辺りで、1件だけ20:00でも入れてくれる温泉宿があり、何とか入浴にありつけました。入浴後は、道の駅水紀行館で仮眠を取り、翌16日早朝3:00に水上を出発、H本が胃痛でダウンのため、なんと千葉の本八幡駅までM田さんが一人で運転して来てくれました。
山中では何とか、リーダーとしての面目を保てた(と思っている)ものの、下山後は、M田さんにお世話になりっぱなしで、まったく申し訳なく、本当にありがとうございました。これに懲りずに、また一緒に行きましょう。
(H本)
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