メンバー:N島L、Y田、H光
コースタイム
8/23 神字川橋9:40-第一スラブ下13:20~13:30-第二スラブ上16:25-BP17:25
8/24 BP6:55-登山道8:25-割引岳8:30-牛ヶ岳9:15-井戸尾根下降-神字川橋12:30
当初計画では三国川水汲戸沢南沢の予定で、前夜三国川十字峡の小屋で泊まっていた。
8/23朝5時頃トイレに外に出てみると不気味などす黒い雲と風、しばらく様子を見ていたら横殴りの雨が降ってきた。しばらく様子見となり二度寝を決め込む。
小降りにはなったが大気の状態が不安定の様子なので、水汲戸沢はもともとビバーク適地がない沢だったこともあり、金山沢へ転進することにした。
私は以前登ったことがあるので先頭を二人に任せて後から遡行図書きながら付いて行く。
水量多めだったので平凡な下流部もちょと面白くなっていた。
長身を生かして水線に果敢に挑むH光君とは同じルートは取れないです。が、お助け紐でクリアして行く。
50m大滝を巻き上がった所から渓相はスラブが目立つようになり、まもなくでブログやガイド本に写真が載っている第一スラブの下に着いた。
15時くらいからまた雲行き怪しくなる予報だったのでスラブ帯前くらいで泊まろうかと思っていたがまだ時間は早いし天気も持ちそうなのでビバークポイント探しながら登りやすい所から取り付く。
7m滝でスラブが分断されたところからが第二スラブの始まり。
以前来た時は右側の水流のクラック状を登ったが、今回は水量多く、Y田君は別ルートを見つけてシャワークライミング!
ロープ一杯伸ばしてリスを探しているがスラブ故良いのがなさそう。
そして何となく雲があやしく広がってきた。ここで今朝みたいに降ってきたら鉄砲水になりそうだ。
あとで聞いたらビレイしていたH光君も同じことが過っていたとのこと。
登っていいよのコールが聞こえ、セカンドで続く。いいルーファイだと思った。
2ピッチ目はH光君リードで滝頭へ。その先もしばらくは釜を持ったスラブ滝が続いている。
N島はその一つで滑って釜にドボンした。気をつけよう。
なかなかBP適地が見つからないまま進みようやく見つけた時は17時半ごろ。
暗くなってきた頃山裾の向こうが光っている。遠雷。
しばらくするとゴロッと聞こえてくるようになり、何となく近づいてきてる??
でもまたしばらくすると光も見えなくなりホッとしていたら、ボツボツと降り始め焚火の傍から撤収の準備をしていたら雷雲はこちらから離れて三国川方面へ流れて行った。転進は正解だったかもしれない。
翌24日、割引岳を目指して奥の二俣を右に取る。崩れた雪渓を過ぎた後、4mくらいの涸棚が少し悪かった。
井戸尾根から下山し、車道を歩いて車まで戻る。
【ルートについて】
・日帰りの場合、ヘッデン下山の可能性が高い
・奥の二俣は左俣に入った方が早く登山道に出られ、しかも藪漕ぎが少なそうに見えた。右㑨は藪が濃かったです。
(N島)
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