メンバー:T塚、(会員外)S原L、I上
2年前Sさんと日帰りで左方カンテを登った時はテント1張もなく貸し切りでしたが、今回は3連休。テン場は大盛況。日曜の朝に到着した私たちは最後と思われるスペースを確保してテントを張ることができましたが、その後に来たパーティーは場所がなく、1日登って、翌日は瑞牆に行ったようです。岩小屋にもテントがありました。
テン場から取り付きに向かう道に蜂が巣を作っているので注意するようにと、蜂に刺された人が教えてくれたのですが、私も襲われて、手袋・長袖でしたが、手と腕を3箇所刺されました。(通り道の為、刺された人多数)幸いテン場に戻る時だったので、ポイズンリムーバーで手当てして大したことにはなりませんでしたが、昨日皮膚科に行くと、血液検査するように言われてしてきました。
2日目。蜂の巣があると思われる所は沢筋に入って回避し、途中で登山道に戻りました。蜂の巣はテン場から10分くらいの所だったと思います。岩小屋より下です。
今回は3人だったのでS原さんが全リード、I上さんがセカンドで写真係、T塚はラストでビレイ係、で登りました。
9/14 錫杖岳前衛壁 「注文の多い料理店」5P~「左方カンテ」最終1Pまで
5:00に砂防会館の駐車場を出て、テン場7:17出発、取り付きに8:15着。
先行パーティは、2人P・3人P・2人P・3人P。合計10人の4パーティー。
皆さん、1P目はサクサク登っていくが、2P目の出だしに時間がかかっている。核心部の3P目はさらに時間がかかり・・取り付きで2:30待ちでした。待っている間に2パーティーが到着。登っても各所で渋滞が発生、待ち時間はたっぷりありましたが、ピッチが少ないので大丈夫。初め日陰だったルートもどんどん日が当たるようになり、寒さに震えるということもありませんでした。
10:24 1P目スタート。とてもやさしめ。
10:33 2P目スタート。ホールドを見つけられれば易しい。
11:42 3P目スタート。出だしが核心。5番と4番のカムを1つずつ使う。抜けてしまえば後は快適。
12:37 4P目スタート。3P目を越えてきたら、易しいと感じると思う。
13:09 5P目スタート。ホールド豊富。
13:39 左方カンテの最終ピッチに合流スタート。しっかりホールドがある。
14:10 頂上のP2で休憩後、同ルート懸垂下降。懸垂も渋滞あり。
16:10 取り付きに戻る。
17:00 テン場に戻る。
「注文の多い料理店」は各ピッチ、アップ向きの快適なルートが連続している、という印象でした。3P目の核心も短いので頑張って抜けられます。とても楽しいルートでした。前日に石灰岩の河又で悪いカチのルートを登っていたので、よけいに快適に感じたのかもしれません。14:10終了。同ルート下降して取り付きに戻ったのが16:10。懸垂下降も順番待ちとなりました。それでも17:00にはテン場に戻れました。
9/15 烏帽子岩「東肩ルート」4P
ギア)カムBD黄色1個だけ使用。ハーケン・捨て縄は未使用。
6:00 出発
6:49 「見張り塔からずっと」の取り付きから行く。3Pロープを出し、その後北沢を詰める。
8:32 烏帽子岩の西肩に上がる所ではS原さんにロープを出してもらう。
8:59 烏帽子岩「東肩ルート」取り付き。テントを張れるくらいのスペースがあり、4Pなので荷物はデポ。3人とも空身で登る。
9:20 1Pスタート。手足のホールドが非常に脆く剥がれやすい。何度も確かめてからでないと先に進めない。
9:39 2P目スタート。
9:59 3P目スタート。右へトラバースし最後はワイド。乗り越すと後は簡単。
10:30 4P目スタート。快適な登りで頂上に。眼下には前衛壁。後ろは本峰。そして槍~穂高~焼岳が一望でき、すばらしいビューポイントとなっている。
11:50 4P目は確保してもらってローワーダウン。その後3回の懸垂で取り付きに戻った。
12:50 取り付きで休憩。
烏帽子岩は聳え立っていて迫力あります。前衛壁と本峰の間に位置しているので、烏帽子の形になっている姿はなかなか見ることができません。展望も素晴らしく、行くことができてよかったです。
西肩経由で下山が一般的のようですが、この日は連休最終日で午後はほとんどのパーティが下山して山は静かでした。「注文の多い料理店」に登攀者がいないと予想して、昨日と同じルートを懸垂で下りました。「注文」「左方カンテ」ともに取り付いている人はいませんでした。
14:50 テント撤収
15:50 砂防会館まで下りてきました。
(T塚)
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