メンバー:S藤L、S見、Y田、I
おととし行った大ビラヤス沢のときに北又川には一目惚れして、今年こそと行って来ました。
結果としては滝沢に入ってすぐにバイルの一突きで雪渓崩壊、めげずに数百メートル進みましたが、雪渓の状態が改善されず、装備、時間の兼ね合いでエスケープしました。
中ノ岳に上がれなかったのは残念でしたが、重要なところは遡行できたので満足しました。
適期はやはり9月上旬ぐらいでしょうか。
1.アプローチ、デプローチ
道の駅ゆのたにに車を置いてタクシーで銀山平まで7710円(30分)
下山した十字峡からはauが繋がり、六日町まで6780円(30分)
六日町駅近くの温泉銭湯400円(湯らりあ)
六日町駅~小出駅電車で410円(1~2時間に一本しか走っていないので要注意)
小出駅~道の駅ゆのたに1220円
2.行動概要
・銀山平~板倉沢出合
水温低すぎて入る気になれないが、藪に嫌気がさして沢に降りては、泳ぎを嫌って巻くという無駄な行動で予定より1時間半押し。メンバーの視線が痛い。
板倉沢出合からは白い水が出ていて、本流は石抱橋からずっと濁り気味。
以前は透明だったので、何か出ているようだ。
・板倉沢出合~シッカイクラ沢出合16:45到着
やっと遡行できる渓相になる、紅葉とあいまって美しい渓谷美を堪能出来るようになり、メンバーの表情がやわらいでほっとする。
円形劇場直前で塩見さんのカメラが壊れてしまいショックを受ける。
無理な高巻きはなく、簡単すぎない適度な内容。本流にはシッカイクラ沢出合まで雪渓なし。
ロープを出したのは大ヒカバ沢出合の15M滝の巻きぐらい。あとはお助けヒモ数回。
・泊まり
シッカイクラ沢出合は薪もそこそこあるが、寒かったので、手前の砂地(2ヶ所ほどあった)の方が快適かもしれない。
・シッカイクラ沢出合~1200m付近まですぐに雪渓が出てくる、Yちゃんが乗ってしばらくしてからS見さんが乗ろうとしてバイルを叩きこんだらYちゃんのすぐ後ろから雪渓が崩壊した。
下からのぞくとその先はまあまあ厚かったので、200Mぐらい進んで右岸に乗る。
その先はズタズタの片側雪渓になり、ロープを引いて偵察するがあまりよろしくない。
突っ込むならお座りビバークの覚悟&ロープ2本が必須。
装備、天気の兼ね合いでエスケープを決めるが、水を汲んでない…
・1100m付近~兎沢~稜線~十字峡
幸い支尾根が近く、1ピッチ草付き登った後に藪こぎ3時間ほどで兎沢に降り立ち、水を補給してから兎岳~小兎岳のコルに詰める。
兎岳山頂からは越後三山が見渡せ、遥か北アルプスまで見渡せた。
秋の稜線を満喫しながら計画書にはなかったが丹後山まで縦走して17:30下山。
六日町駅そばの銭湯(温泉)に入ってちょうど良く来た電車に乗って小出に戻り、道の駅で宴会。
翌日帰京。
3.ヒヤリハット
雪渓崩壊&水汲み忘れ。
慎重に行動すること。(最初の崩壊でシッカイクラ沢に変更しても良かった)
寒かったですが両日とも天気は良く、(板倉沢出合までは最低評価でしたが)満足できる沢納めが出来ました。
このあたりは行きたい沢が多すぎて、次はどこにするか悩みます。
(D介)
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